昭和4年(1929)に、逓信省横浜中央電話局として建てられ、「横浜市外電話局」として長い間使用されてきた旧横浜市外電話局は、NTT
の移転と同時に横浜市の施設として保存活用されています。そして平成12 年、横浜市の歴史的建造物に認定されると共に、博物館にするため大規模な改修工事が行われる事になりました。
このような歴史的に重要な建造物は、特に外観を重視するために、タイル石貼りの外壁をそのまま保存する事がもっとも重要な条件でした。水平に走る石の装飾帯、古典豊かな様式を残し、古びた表情もそのまま生かすことで、建造物の歴史を損なわないように、最大の注意を払い完成しました。現在では、「横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館」として、横浜市の一名所となっております。
発註者 |
横浜市教育委員会 |
工事名 |
都市発展記念館(仮称)
江上コレクション展示施設整備工事 |
工事場所 |
神奈川県横浜市中区日本大通り11 |
工期 |
平成13年5月28日〜平成14年7月30日 |
改修設計監理 |
株式会社日建設計 東京本社設計室横
浜市建築局 |
元請 |
和同建設株式会社 |
設計協力・強度試験 |
大日化工株式会社 設計部 |
施工 |
大日化工株式会社第二工事部 タイル工事課 |
過去の実績(新築)
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ロワール磯子 |
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江の島ライオンズマンション |
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すみよし台井及マンション |
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特別養護老人ホーム南永田 |
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鎌倉台マンション |
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小伝町マンション |
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ロータリーパレス田端 など |
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エポキシ樹脂注入 タイル中央にエポキシ注入
(ミスト工法)接着強度試験 鉄筋爆裂はつり出し
鉄筋補強
クラックはつり出し
樹脂モルタル埋め戻しクラック、爆裂部タイル貼り換え
都市発展記念館
横浜ユーラシア文化館 |